2014年7月20日日曜日

【事業】シンポジウム「原爆を知らない私たちと原爆」を主催します

「広島で生まれたから」「広島に住んでいるから」「広島といえば」
そういう理由で、原爆を演劇に結びつけることに違和感を感じ、長い間わたしの中で原爆は遠いものでした。
特にこれといった体験が理由ではなく、絶対的な拒絶でもありませんでした。
演劇は、良くも悪くも言葉に左右される芸術ひとつです。
制作者になって、さらにそのことを意識せざるを得なくなりました。
ええ具合にいう、上手に関連付ける、外堀を埋めていく、
もちろんそういうことばっかりじゃないけど、役者をしていた頃よりはるかに言葉の巧みさに寄っているように思います。
役者だったとき演出に「言葉を使って仕事をする(=芝居をする)人間である以上、言葉。適当な、意味の分からない言葉なら使うな、とよく叱られたものです。
答えは見えないけれど考え続け、そして話し合い続けよう。
そんな気持ちで企画しました。