2017年6月7日水曜日

【アクターズラボ】本日の中国新聞文化面に掲載頂きました

いよいよ明日から小屋入りです。
稽古も佳境です。
6/9(金)19:30、6/10(土)19:00は前売りは完売しております若干数当日券を発行いたします。当日券の販売は、開演の45分前です。よろしくお願いいたします。
6/10(土)13:00の残席もわずかですので、行ってみようかな?と思ってくださった方は、お早めに連絡いただけますと幸いです。
6/11(日)は、13:00・16:00ともまだお席のご用意ができます

60分という時間は人生の中ではごくわずかな時間ですが、劇場と言う特殊な場所で、少し日常から離れるその60分が、お客様の人生にとって豊かで有意義な瞬間になることを願い、キャストスタッフ一丸となって邁進しております。
足をお運びくださったみなさまに失礼のない、魂を込めた作品をお送りいたしたいと存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。

●日時/2017年
6月9日(金)19:30(前売り完売)
6月10日(土)13:00/19:00★(19:00の回前売り完売)
6月11日(日)13:00/16:00
上演時間・約1時間
★アフタートーク有り
ゲスト・永山智行(劇団こふく劇場)
●料金/一般前売り1,500円(当日2,000円) 高校生以下前売り500円(当日 1,000円)
●作・演出・構成/柳沼昭徳(烏丸ストロークロック)
●出演・スタッフ/芦田なつみ、落合晶子、梶田真悟、川村祥太、坂田光平、坂本悦子、佐々木あや、武田宜裕、田村優子、中島由美子、藤井友紀、山川愛美、山田めい
制作/岩﨑きえ(舞台芸術制作室 無色透明)
●主催/舞台芸術制作室 無色透明 広島市東区民文化センター

【広島アクターズラボと「五色劇場」について】
俳優の技術向上のみならず、想像力や表現力の向上など総合的で継続的な演劇研修を目的として、2016年6月、広島で舞台芸術の制作をおこなう”舞台芸術制作室無色透明”が広島アクターズラボとして開講する。
講師として、岸田戯曲賞ノミネート、京都市芸術家新人賞受賞と昨今活躍めざましい劇作・演出家の柳沼昭徳氏が指導にあたり、毎月、表現と批評の2つの柱からなる数々のワークを通して、メンバー間で対話と研鑽を積んでいる。
本試演会では、演劇の持つ集団制作の側面に特に注目し、「五色劇場」という仮想的な劇団を立ち上げ、俳優のみならず、フィールドワークから資料集め、スタッフワークまで公演にかかる多くをメンバーで担い合っている。

【作品「新平和」について】
広島への原爆投下。あれから70余年、全国的に原爆だけでなくあらゆる戦争への記憶が薄れつつある現在、ここ被爆地広島においても、家族、友人、同僚など日常生活の中で原爆について語り、思いを巡らす時間は次第に失われつつあります。
それは舞台芸術も同じく、全国的に見ても、広島においても原爆を扱った作品は時間を経るごとに、当事者の高齢化と共に少なくなり、この先はさらに数を減らしていくことは確かでしょう。
広島に生きる私たちに、語れることはないのだろうか。
そうした問いから、私たちは2016年8月6日の朝、広島市平和記念公園に赴き「現代のその日」を目撃しました。
多くの人で埋め尽くされたそこには、当初の想定を上回る圧倒的な混沌と、言葉では語りようのない”何か”がありました。
この作品は、1945年の原爆投下という惨劇と2016年そこに生まれた語りようのない”何か”を、メンバーで対話を重ねながら舞台に映し出す試みです。願わくばこの作品が今を生きる人びとにとって、原爆や戦争、そして人間を語り合うためのきっかけになれば幸いです