2018年3月29日木曜日

【レジデンス企画2018】それぞれの土地での稽古。

三重の劇場ベルヴィルは、山深いところにあるため、広島からの2名は劇団員のおうちに(すごく広い一軒家らしい)居候させていただいて自炊生活。
生活と演劇が融合した濃密な時間が、彼らのいい体験になるといいなと思います。

広島の方は、昼は劇場の山小屋シアターで、夜は無色透明事務所での稽古を重ねています。全員女性の座組。はじめてかもです。
第七劇場、烏丸ストロークロック、変劇団。みんな個性的です。


菊原さんと阪本さん。愛媛、京都それぞれのお土産をいただきました。

第七劇場の鳴海さん、小菅さんと、広島から修行中の坂田君。






三重製作チーム
右:三浦真樹(第七劇場)、左:坂田光平(広島)、前:宮地綾(広島)

広島製作チーム
前列左から:山田めい(広島)、菊原真結(第七劇場)、藤井友紀(演出)
後列左:岩﨑きえ(制作)、森岡梨乃(制作)

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地域新進演劇人育成事業
クリエイティブ・レジデンス2018【三重/広島】

チェーホフ「熊」をめぐる2つの作品

■三重製作「熊」
(Théâtre de Belleville 18 春シーズンプログラム)
原作:チェーホフ
構成・演出・美術:鳴海康平(第七劇場)
出演:坂田光平・宮地綾(以上広島より)・三浦真樹(第七劇場)

■広島製作「ポラリス~チェーホフ「熊」より~」
原作:チェーホフ
翻案・脚色・演出:藤井友紀
出演:阪本麻紀(烏丸ストロークロック)・菊原真結(第七劇場)・山田めい(変劇団)

■日時
4月13日(金)19:30
4月14日(土)14:00/19:30
4月15日(日)14:00
※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前
※2作品連続上演:約100分(途中休憩あり)

■会場
山小屋シアター(広島市西区横川町3-12-3アンゴラビル3階)

■料金
一般2,500円(当日3,000円)
25歳以下1,500円(当日2,000円)
高校生以下500円(当日1,000円)
※日時指定・全席自由
※25歳以下の方は当日証明できるものをご持参ください。

■チケットお問い合わせ
a.p.musyokutoumeiあっとまーくgmail.com
Tel:080-5620-5078

三重公演チケットご予約フォーム http://theatre-de-belleville.tumblr.com/reserve
広島公演チケットご予約フォーム https://musyoku-toumei.jimdo.com/what-s-new/


■主催・共催 舞台芸術制作室 無色透明、Theatre de Belleville、合同会社第七劇場
■協力 山小屋シアター、烏丸ストロークロック、コムたんたん、NPO法人子どもコミュニティネットひろしま、変劇団

















2018年3月23日金曜日

【新事業】地域新進演劇人育成事業始めました。~他地域と共に高め合う演劇を広島で~

今日の広島は桜もすっかり満開を迎えそうな陽気です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、来年度より新事業が始まります。
来年度、といいながら本番はもうすぐそこまでやってきております。

無色透明では長年、他地域の優れた小劇場作品の広島公演をプロモーションしてきましたが、色々と思うところもあり、受入れ制作活動にいったん区切りをつけ、県外の劇団と提携し、アーティストを交換し、滞在という形式で創作に専念する地域を越えた創作活動、
「アーティスト・イン・レジデンス」の手法での作品創りに取り組むことになりました。
ただいい作品を提供し続けるだけでは、なかなか地元のアーティストのブラシュアップに結実しにくいように感じるようになったからです。

そこでただ公演を行うことを目的とするのではなく、広島(またはその他の地域)の俳優・劇作家・演出家にとって、刺激を受け、模索し、研鑽を行える具体的な時間がもてる演劇環境を提供したいと考え、この企画に至りました。
(現在行っている、アクターズラボも、手法は違えど趣旨は同じです)

地域で活動する(特に仕事をしながら)アーティストは、首都圏での活動に比べれば、そうそう多くの舞台に関わり、それを機にブラッシュアップを行えるほどの数は打てません。
数を優先させれば自己の表現の可能性は自ずと後回しになってしまいがちになり、質を優先させれば、数年という長期間を見据えねばなりません。
「向上心をもちながらもモチベーションを維持していく」
言葉にするのは簡単ですが現実はなかなかいばらみち。
果たして今現在の自分の創作力はどうなのか、得るべきものはなんなのか、というのは常に不安であり課題であるように思います。
そこで、「限られた時間・機会で、できるだけ多くを吸収できる企画」をやってみようと思ったのです。
異なる環境、異なるメンバーという不確定要素の中で、密な時間を以て創作に打ち込むことで、アイデアや方法論を見出し、試行錯誤を繰り返しながら自己の表現の可能性を追求し、挑戦できる場であってほしいという願いからです。
とはいえ、「演劇に打ち込む」ことは、普段の生活に(特に仕事をしながらの場合)少なからず犠牲を払わざるを得なくなります。
それでも「地域演劇」という不自由で不経済な表現活動をあえて選び、困難な環境下であっても邁進したいという願いを追っているひとがいるならば、私は制作者として、彼らを応援し支えることで、いつかこの地域で面白いものを創る仲間になりたい、味方でありたい。いやでももしかしたらライバルになるかもしれない、でもその分お客様はいい舞台に触れる機会がふえるんだからそれならそれでいいじゃないか。
そんな風に考えています。
しかし相手はマニュアルもカリキュラムもない芸術です。どうなるかはわかりません。
もしかしたらとんだ勘違い、大やけどになるのかもしれません。そんなことしてくんなくったってと煙たがられて四面楚歌ってしまうのかもしれません。わたし自身もなにが正解かはわからなままです。
そんな中、幸いにも理解し賛同くださる他地域のアーティストに恵まれ、チャレンジする広島の俳優とも出会え実現に至りました。
そんなこんなで願わくば、未来につながる企画であってほしい。と思っています。

そのためにもどうか一人でも多くの広島のお客様に、お越しいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
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地域新進演劇人育成事業
クリエイティブ・レジデンス2018【三重/広島】

チェーホフ「熊」をめぐる2つの作品

■三重製作「熊」
Théâtre de Belleville 18 春シーズンプログラム
原作:チェーホフ
構成・演出・美術:鳴海康平(第七劇場)
出演:坂田光平・宮地綾(以上広島より)・三浦真樹(第七劇場)

■広島製作「ポラリス~チェーホフ「熊」より~」
原作:チェーホフ
翻案・脚色・演出:藤井友紀
出演:阪本麻紀(烏丸ストロークロック)・菊原真結(第七劇場)・山田めい(変劇団)

■日時
4月13日(金)19:30
4月14日(土)14:00/19:30
4月15日(日)14:00
※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前
※2作品連続上演:約100分(途中休憩あり)

■会場
山小屋シアター(広島市西区横川町3-12-3アンゴラビル3階)

■料金
一般2,500円(当日3,000円)
25歳以下1,500円(当日2,000円)
高校生以下500円(当日1,000円)
※日時指定・全席自由
※25歳以下の方は当日証明できるものをご持参ください。

■チケットお問い合わせ
a.p.musyokutoumeiあっとまーくgmail.com
Tel:080-5620-5078


三重公演チケットご予約フォーム

広島公演チケットご予約フォーム
https://musyoku-toumei.jimdo.com/what-s-new/


■主催・共催 舞台芸術制作室 無色透明、Theatre de Belleville、合同会社第七劇場
■協力 山小屋シアター、烏丸ストロークロック、コムたんたん、NPO法人子どもコミュニティネットひろしま、変劇団




2018年3月12日月曜日

【演劇とお金のこと】読んでいただきたいメッセージ。

烏丸ストロークロックのクラウドファンディングについて、前回の記事にしましたが、そのことについて柳沼昭徳氏がHPに記載されています。

柳沼昭徳より『まほろばの景』を終えて。そして《烏丸ストロークロック友の会》について
http://www.karasuma69.org/posts/3839155?categoryIds=134012


わたしも制作者として、演劇とお金のことについては常に向き合ってきましたが、柳沼氏がここで書かれているほど、そのすべてを記載することは今までできませんでした。
様々な理由がありますが、どこかで後ろめたく、自虐的であるからかもしれません。この国での東京以外の地域で、小劇場演劇の興業がいかに困難か、語ったところでどうにもならない、と思っているからかもしれません。
自身の劇団の主催公演の裏側の事情を、「私たちだけでなく他の団体さん、アーティストの皆さんは、舞台上では美や理想を求めながらも、どこまでもシビアな現実とつかず離れず、あれやこれやの工夫と努力をしながら作品を作っています」ということを前おいて、集まったお金の使い道を細部まで書かれることは、ほんとうにすごいことだと思います。

演劇を知らない方には想像つきにくいかもしれませんが、ここで柳沼氏が書かれている「京都・東京公演」は日数にしたら2週間もない公演日数です。多くても木・金・土・日、で演劇は上演されるからです。
そのことに、BMWのクーペが新車で買えるくらいの経費がかかるのです。

それでも、関わる人間の細部にまで真っ当な人件費が十分に支払えるわけではないのは明らかです。現にわたし自身、本来試算でかかる公演経費を26%くらいにまで圧縮することがほとんどで、残りの74%のほぼほぼがだいたい人件費だからです。
こんなこと、あってはならないと心のどこかで思いながら、申し訳なく、落ち込みながら、それでも、作品を発表したいという気持ちには代えられない。それを解り合えるメンバーとだから、創作ができる。
バカじゃないかと、想われるかもしれません。
しかし、資本主義経済において演劇が無価値ではないことを、諦めないでわたしもやっていこうと、襟を正される思いがしました。
クラウドファンディングは、今日の夜21:00までです。
詳細ページ→https://motion-gallery.net/projects/karasuma69_mahoroba



2018年3月10日土曜日

烏丸ストロークロック友の会クラウドファンディング募集中

先日、東京に観劇にいきました烏丸ストロークロック「まほろばの景」素晴らしかったです。
それに関して、烏丸ストロークロックさんが、友の会のクラウドファンディングをされています。12日の来週月曜日までです。
烏丸ストロークロックさんの地域を越えての創作の資金を支援するもので、広島でも2013年から始まったご縁は続いており、作演出の柳沼さんによる広島アクターズラボを始め、今後、烏丸さんと広島のクリエーションの予定などもあります。
演劇は支出に収入がほとんど見合わないことが多く、それが原因であきらめざるを得ないこともしばしばあります。
烏丸ストロークロックのメンバーとの座談会は、公演が行われた京都・東京の予定でしたが、この度広島でも開催されることになりました。
クラウドファンディングには5,000円から参加できます。
どうかこの機会に、ご支援にご協力をお願いいたします。
以下、公式HPより引用

《烏丸ストロークロック友の会》クラウドファンディングで会員募集
"地域がつながる豊かさ"を作品に。地域をまたがる烏丸ストロークロックの創作活動への賛同・支援を募ります。
くわしくはこちら→
☆クラウドファンディング詳細ページ☆
https://motion-gallery.net/projects/karasuma69_mahoroba

 烏丸ストロークロックは、他地域との関わりを公演のツアー地の一つとして捉えるのではなく、各地域の俳優やスタッフの協働のもと作品を作ることを基盤にしています。その大きな理由は、演劇の創作において異なる文化や価値観や感覚を共有し交ざり合うことで、より豊かな作品を生み出す大きな可能性です。

 今回の新作「まほろばの景」でも、三重、仙台、東京からと俳優とスタッフが集いました。そうした烏丸ストロークロックや地域演劇の活動を応援してくださる方を募り、そこでもまたつながっていくことで、"地域がつながる演劇"を基盤とする烏丸ストロークロックの新たな取り組みのきっかけにしていきたいと思っています。

2018年《烏丸ストロークロック友の会》の会費は、主に新作「まほろばの景」の、京都府外から参加する俳優やスタッフの宿泊・交通費、東京公演でにともなう宿泊・交通費、東京公演でかかる劇場費に使わせていただきます。

 この東京公演は、烏丸ストロークロックだけでなく、そうして地方でも良質な演劇作品が多く生まれていることを、首都圏の方に知っていただく大きな機会になります。


どうかご支援よろしくお願いいたします!


2018年3月2日金曜日

とても久しぶりに東京へ行きます。

あまりに飛行機に乗ったのが昔すぎて思い出せませんが、とりあえずなんとか空港に到着。
烏丸ストロークロックの東京公演と、こふく劇場のあべゆうちゃんが出演する北九州芸術劇場のプロデュース公演を観るために。
今夜も一本観れそうなのでなにか観ます。
東京に行っても劇場にしか行かないんじゃないかという感じですね。


https://www.facebook.com/events/155870668394195/?ti=icl