昨年度より参画しております、多文化共生事業。
8月3日~8月6日、広島県呉市での合宿に行ってまいりました・・・疲労困憊・・・
多文化共生とは何ぞや?
と思われる方も少なくないと思います。実際わたしもそうでしたし。
海外からの移住者、海外からの留学生、と聞くとなんとなく欧米からのイメージがありませんか?実際、高校や大学で行く「交換留学」って、アメリカとかオーストラリアが多かった気がします。
令和4年6月末の在留外国人数は、約296万人。多い国は
(1)中国 (2)ベトナム (3)韓国 (4)フィリピン (5)ブラジル (6)ネパール (7)インドネシア・・・
と、ほとんどアジア圏です。
親の仕事などで移住してくる子供たちの中には、日本語や日本の文化に馴染めない子も少なくないそうです。
日本語は分からなくても世界的に使用率が高い英語でなら何とかコミュニケーションが取れる、という国も多いですが、英語を第2外国語として日常で使用できないのは我々日本人の方。だいぶ問題あるようにも思えるのですが、そこはとりあえずおいておいて。
「PCAPM」はそういった子供たちを対象に、非言語コミュニケーションで対人関係での自信や、楽しさを体験、習得してもらう願いが込められたパフォーマンス合宿のプログラムです。
それってそんなに重要?周りにそういうことで困っているひといないからわからない。誰かがどこかでどうにかしてるんじゃないかな?
わたしをはじめ、わたしたちは兎角、自分の日常生活に支障を来さない出来事に無関心になりがちです。ただ、調べて行けばいくほど、文化の為すべき仕事がここにもあるように思うようになりました。
わたしはたまたま演劇をやっていたので、今まで目が届かなかった社会問題にも関わろうとすることができる。
福祉、医療、介護、多文化共生、教育・・・・わたしたちが培ってきた技術や知見が、一つでも多くこの世の中の役に立てたいと、願ってやみません。
そして、自分たちが作品創りをし続けることも、忘れないでいたいです。
「PCAMP」についての詳しい情報は、下記公益財団法人国際文化フォーラムのHPをご覧ください。公益財団法人国際文化フォーラム