2025年3月27日木曜日

なくしたネックレスと帰ってきたブレスレット

 今月の初頭ですが、愛用していたネックレスを紛失しました。

わたしは物にパワーを頼るタイプの人間なので、あまり多くのものは持たず気に入ったものをずっと身に着けています。ペンやノートにこだわるのも同じ理由ですね。

現場頑張った自分ご褒美に買った代物を、大変な現場の前日に紛失、気づいてすぐ警察に届けましたが、道に落ちてる貴金属届けてくれる人なんてそうそう居ないわな・・・。次の日から修羅場の現場だから自暴自棄になる事も出来ず「ネックレス 落とした」をGoogle検索してしまう病んだ一日を送ったのでした。


すると大体上記のようなものや「身代わりになってくれた」などのスピリチュアルなアンサーが返ってくるんですよね(謎)
まあものにパワーを頼っているわたしが言えた立場じゃないか。
ほぼ無傷で生還の脳梗塞の代償だとしても請求遅くね・・・???というわけで「誰も怪我せず嫌な思いせずこの現場を乗り切れる代償」と思うことにしたのでした。

とはいえ、お気に入りをなくすのはメンタルダメージ大きいです。
わたしは別にブランドが好きとかではなく(そんな身分じゃないし)、ステイタスを求めているわけでもないのですが、アクセサリーを買う理由としては「遺産として遺せるから」が一番大きな理由です。
演劇なんか続けていけば、わたしにまとまった遺産なんてのこせるはずもないので、そこそこのものであれば、売ってもらえれば小銭くらいは、みたいな心境。
「普通にお金で残せよ」と思われるかもしれませんが、それこそ事業を行うたびに40~50万円くらいは自費で都合できるような状態にしておかないといけない環境下に常にあると(助成金の立替などならまだしも、帰ってこない場合だってある)、あれば湯水のように演劇にお金を使ってしまうだけ。いわゆる残念ガールなのです(ガールではないが)。そんなこんなで余剰なお金なんて残す気になれない。安全に2人分暮らしていける分だけあれば十分です。
お金使ってばかりの演劇で、ここぞと頑張った分はせめてかわいいものに形を変えて身近に置くくらいのわがままは許してほしい、買った時値段には及ばないにしても、居なくなったら遠慮なく売りさばいてくれ、と思っています。

スピリチュアルを信じているわけではないですが、手放そうかとちらと考えていたのも確か。
なくしたネックレスは六芒星のデザインで、わたし的には「男女平等」の願いを込めていたのですが、どうしてもそのモチーフが、国家や宗教的な意味合いを包括してしまうものであることが、ガザ侵略移行気にかかっていました。
そこそこしたネックレスだから、そこに在るのに新たなものを買うことなんてしなかっただろうし、なくしでもしない限りは手放せなかったかもしれない、あ、これが執着からの解放なのかな?と下ばっかり見て歩くのをやめました。

というわけで、新たなお気に入りに出逢う日を夢見て、こつこつかわいいもの貯金に励むため明日も働こうと思います。とほほ。

ちなみに昨日は、退職する派遣さんとのランチ会のあと、ワークショップに行く途中ブレスレットを落としました(あり得ねー)同じ月内でそれはないだろ!と気づいた瞬間から来た道のりを自転車爆走、地元ならまだしも広島市内の超ド真ん中で見つけられるか生きた心地がしませんでしたが、自転車を停めたパルコ前の屋外駐輪場で奇跡的に救出しました。どっと疲れた30分でした。

このブレスレットは落とすの2回目・・・。1回目は会社のあるビル内で拾った人がビルの出入り口に設置してあるアルコール消毒台に置いていてくれたミラクル(ありがとうございました!とポストイットで書置き残しました)。2回目なくすと戻ってこないとも聞いていたのですが、ぎりぎり帰ってきてくれました。こんなこともあります。が、さすがにしばらく着けるのやめとこうか、と怖気づいています(苦笑)

2025年3月20日木曜日

とりあえず元気です

 今年度の主な事業を終え、翌週再入院。

右心房と左心房の間の膜に空いてしまっている卵円孔を塞ぐためのPFO閉鎖術に臨みました。が、結果としては残念ながらうまくいきませんでした。

11ミリの孔を25ミリのディスクで挟んで塞ぐ、という手術だったのですが、理論上ありえないことですが、わたしの場合、何度試してもディスクが孔を通過してしまい、固定ができなかったそうです。

そのまま無理にディスクを心臓に留置すると、心臓内で脱落し死に至る危険性が生じたため、手術を中断するという結論に至ったそうです。

どうして孔を通過してしまうか原因は不明とのこと。(推察はお聞きしましたが)大学病院の先生も初めて遭遇するケースだったそうです・・・まさか自分の身の上にそんなレアケース降ってくるとはなあ・・・宝くじとか買っとけば高額当選する人の方に入れたんじゃないかしら。。

というわけで、心臓の穴は空いたまま残りの人生を送る運びになりました。各所にご心配をおかけしておりますが基本的には元気です。ただ次に血栓できて心臓に飛んだらアウトの可能性が爆上がりしてしまったので、塩分摂り過ぎるとか脂質過多になるとか糖尿になるとか、血液がどろどろになりそうな身体状態を防ぎ、血液さらさら人生を心がけまーす。

こふく劇場の永山さんから差し入れで頂いた都城産の薬膳スープの素💦美味しくいただきました!!



2025年3月12日水曜日

山小屋シアターふゆの演劇まつり、無事終了しました



 山小屋シアターふゆの演劇まつり、最終公演は満席で終えることができました。

本当にありがとうございますm(_ _)m

素敵な仲間たちとの出会いに感謝の日々です。

「IIRA2024」に寄せさせて頂いた文章をこちらに掲載させていただきます


「諸事情で『まさに家計は火の車』状態の今年度の舞台芸術制作室無色透明ですが、2018年からスタートしたこの事業を、なんとか今年も実施できたことに感謝申し上げます。

この企画は、アーティストインレジデンスの手法で創作を行います。

いつもは生活の合間にしている演劇を、演劇の合間に生活する日々。共に生活しながら毎日毎日、寝ても覚めても稽古です。

最近は、滞在稽古にチャレンジしてみようという若手に出逢うことが少なくなってしまったので、この企画をいつまで続けられるかわかりませんが、広島に他にこういう企画がない以上、第七劇場さんのご協力が得られる限り続けたいと思っています。

最近、自分に残された時間で、後進になにが残せるだろうということを時々考えます。わたしの場合は自分の前に道がない状況で進んできたことが多かったし、相談できる先輩も広島にはいなかったため、随分時間がかかってしまったり、しなくてもいい失敗したりしてきました。それでも諦めずにこの道に残る事ができたのは、人とのつながり、出会いがあったからだと思います。もし今日ご来場いただいた方の中に「自分もこの企画のような環境で創作に臨んでみたい」という若い俳優、演出家、劇作家の方がいらっしゃったら、遠慮なく声をかけてください。意欲が報われず、演劇を続けることを諦めるしか選択肢がなくなってしまう事態を少しでも未然に防チャレンジと出会いが未来につながる機会をわたしは残したいと考えています。

この企画での出会い、繋がりが今回チャレンジしてくれた若い彼らの未来のなにかに役立つことを願ってやみません。

どうか最後まで、お楽しみ頂けたらと思います。

プロデューサー 岩﨑きえ」

さあ・・・・芸文の報告申請だ・・・・。