2015年8月20日木曜日

あの、大規模土砂災害の日から1年。

あの夜の事は、今でもよく覚えている。
雷が怖いわたしは、どんどん激しくなる雨と雷に、帰社後は一歩も外に出ることができなかった。
ちょうどまあるい劇場の広島公演の直前で、事務所に行こうかとも思ったんだけど、車に乗るのも怖くてやめた。
あまりの怖さにひたすらシンクやコンロや浴槽を必死で掃除した。
夜半過ぎても鳴り止まない雷に眠ることができずにひたすらベッドに潜り込んでいた。
災害が起きたのは、午前3時だった。
あの辺りはそんな時間開いているようなお店も無いし、とにかく真っ暗だ。
そんな中そんな時間に、家に居たら危ないなんて土台予想する事なんてできなかったと思う。
今でも思う。
せめて昼間なら。雨が落ち着くまで市内で時間を潰そうか、とか考えられる時間だったなら。と。

そしてその後わたしの周りでも多くの友人が土砂撤去のボランティアに参加した。
しかし、わたしは公演前と公演でどうしても身動きが取れなかった。
わからなかった。
自分の判断が正しいか正しく無いか、考えても考えてもわからなかった。

被災された方々に心からお見舞いとご冥福をお祈りします。
と共に、「青空カラー」の公演に際し、ボランティア活動の一環のための支援金寄付活動に快く協力してくださった、永山さんをはじめまあるい劇場の皆様への感謝をかみしめています。