2017年7月6日木曜日

先週末は

K.D.S.エンターテイメントクラスの強化合宿で、未来のエンターティナーを目指す少女達に演技レッスンを担当させていただきました。


もう、すっかり歳の差が完全に親子!!!!
教えることは教わることでもあるので、いろいろわたしも勉強させてもらっています。
こういう世界はやっぱり厳しくて、努力した分がその分結果になるわけじゃないわけで。
その道を思春期でどう乗り越えていくかなあ、というのが人生の第一関門のような気もします。
どうしても、才能がなきゃダメ、野心がなきゃダメ、運がなきゃダメ、礼儀正しくなきゃダメ、上下関係に敏感でなきゃダメ、みたいに、こうじゃきゃ、を列挙するときりがなくなってしまう世界です。たとえそれを全部クリアしたって、花開けるかどうかなんて誰にもわからない。
でも、彼女たちに覚えておいてほしいのは「それがすべてできなくても、あなた達はただ生きているだけで1人1人十分すばらしい存在なのだ」ということ。
芸能界に入れなくったて人生がダメになるわけじゃない。だから、今めっちゃ一生懸命がんばっていること、挫折することは、他の世界でだって、この先の人生に十分役に立つことなんだ、という事が伝わればいいなあと思ってます。
人として豊かであること。
仲間と磨き合い、人間関係を大切にする事。
おそれず、立ち向かって、振り絞ること。
エンターテイメントの訓練は、それを身に付けるにはいい機会だと思います。
もともとわたしがほぼ畑違いのこの仕事を受けているのも、古くからの友人が彼女たちを育てようとがんばっているから。
自分の身に着けてきたことが友達の役に立てることは、嬉しい事です。
SACHIとは15年くらいの付き合いになるのかな。ひょんなきっかけで、昔わたしがミュージカルなぞに出ていた頃に、振り付けのレッスンに来てくれてた縁で。
1歳違いで、わたしは演劇、SACHIはダンス、とそれぞれ自分の道に進んでいることもあって、気がまえないでいい。大事な友人です。今でも会うと女子高生みたいにしゃべくりまくってます。(全然、演劇でもダンスとも関係ない、ファッションや恋バナや愚痴とかをね)



そして先週末は、「新平和」を観に来てくださったお客様にお食事に誘われて行ってきました。色んな感想をお聞きすることができ、また、わたしもお話することができ。
お客様とそういうお話を直接することというのは本当に少ないので、とても貴重です。
この方もまた、不思議なご縁の方で、ずいぶん前のバイト先で顔を合わせていたらしいのですが、その時は全く演劇の話などすることはなく、去年わたしのひとり芝居の噂を聞いて観に来てくださったことがご縁で、昔演劇をやっていらしたことから始まり、いろんなお話をする機会に恵まれました。
わたしの活動をすごく応援くださっていて、いまや心強い応援団です。


色んなことを含めて、演劇をするってことだな、と思います。