2019年4月4日木曜日

助成金。

昨年に引き続き、芸術文化振興基金・現代舞台芸術創造普及活動の助成の内定を頂きました。
無色透明は長年、意図的に助成金の申請を行ってきませんでした。というのは「助成金がもし下りなかったらなかった話にしてください」という事業ができなかったからです。劇団ならまだしも、制作団体でそれをやるのはやはり気が引けました。なので助成金がなくてもまわせることをルールに事業を組み立ててきました。
しかしここ数年、目的が公に資する部類の事業が割合を増していき、予算も膨らむ一方なので、難易度高い(半分は落とされる)と分かっていたのですが、芸文基金申請に踏み切りました。
が、いざ申請しようとなると、いわゆる「助成採択実績不足の団体」なわけで、ここ2年は本当にしんどかったです。毎度毎度命がけで申請書書いてます。
もともと貧乏性なので、申請するといってもびっくりするよな額の申請はできません。だってもしもらえなくても事業はやりたいから。無い袖はふれないし、取れると賭けて予算を膨らまして書くことも苦手です(本末転倒なかんじがするというのもあるけど、ぶっちゃけ助成申請した事業だけをやっているわけではないので、そんなことをしてあとから辻褄をあわせるのにあくせく奔走するような時間がないだけですけど)
というかんじでミニマムに予算を立てるせいか(個人的にはミニマムじゃないけど)もともと自己負担金の半額が助成額の上限(でそっからまた削られる)ですから、いただけるお金は僅かです。(結果し7割~8割がたは自己負担です)
なので、わーいお金もらえた!使える!という感じは一切なく、それより公的なお金を使わせてもらう責任感の方が正直大きいです。
中国地方や広島からどれくらいの団体が申請しているのかはわかりませんが、助成金に見合う活動というのは本当に大変だと思います。ひゅーるぽんさん関係のものを含めると、3年位前から公的な申請書を書いてこつこつ採択いただいてまして、ごくたまに「どうやったら助成金がとれる申請書が書けるのかの書き方のコツを教えてほしい」と聞かれることもあります。でもたぶんわたしから聞いてもあまり参考にはならないと思います。基本本当のことを正直に書くだけだからです。書き方よりも何を何のためにしているかという内容がずいぶん重いです。確かに書き方は大事で、同じことをやっていても選ぶ言葉や切り取り方で印象や理解度が変わるわけですから、それなりに考えては書きます。でも、内容がないのにうまく申請書を書くことで助成をもらうって事に、わたし自身は魅力を感じません。
公に資すると自信をもって言えることをひたむき何年も続けている自負があり、仮に助成金がなくても事業が実現できる算段までできているが、その上で申請書に抽出する部分を言語化する段取りを知りたい、という事であればいくらでもご相談に乗れると思います。


4月というのに寒い日が続くせいか体調が思わしくないのが気がかりです。物理的には健康なんですけど。体調というか気調?(笑)年齢的にホルモンバランスが崩れやすくなっているからだ、と自分には言い聞かせてます。わたしはストレスを解消できないタイプのようで、不安やストレスは永遠に累積していきまして、器があふれると花粉症のようになっちゃいます(笑)
誰かに会っていたり、友だちと他愛のないやり取りをメールやLINEでしているときは大丈夫なのですが、1日中誰ともしゃべらない時間が長ければ長いほど、急に気分が塞いで挙動がヲロヲロし、手足が冷えたり不安に苛まれたりしてしまう。ヲロヲロする程度ならどうってことないんですが、呼吸が浅くなることで妙に息苦しくなるのがほんとうざい。お肌にも悪いし思考回路にも影響する。これが訪れる時間ってだいたい会社で仕事してたり、一人ぼっちで企画書や申請書を書かないといけない時間だから、ほんとうに困ります(沈)ああこんな時こそ元気はつらつオロナミンC!
気鬱には原因があるわけですがこれとこれが原因、と的確に自覚しておくのはまあまあ難しく、例えば信頼できる人に他愛なく話したり、ただ聞いてもらったりできればそうこじらせることもないよな程度のものなのでしょうが、悲しいかな今の時代ある年代を越えると社会にそういう環境はそうそうないものですね。だからいろいろ吐き出せなくて最近心に風邪をひいてしまう人が多いのかもしれません。
そういった風邪予防の意味でも、わたしには日常とは別に演劇というコミュニティが必要なのかもな、と思います。

とりあえず、今日の不安の原因のひとつは携帯を家に忘れてきていることです(爆)
めざまし占いが期待していた内容で浮かれてなんですかね(沈)
稽古初日なのにどーしよ。