2025年9月19日金曜日

明日、明後日中四国学生演劇祭2025@アートヴィレッジ東温 審査員を務めます



ご縁あって今年も審査員を務めさせていただきます。
明日から愛媛県東温市🚗
何度かこういう機会をいただいているのですが、何度やっても審査というのは本当に緊張します。みんな一生懸命創ってきているのがすごくわかるから。点数や順位をつけないといけないのは苦しいです(すでに今胃が痛い)
その点で先日の第11回中国ブロック劇王での審査員のみなさんの講評は勉強になりました。
佃さん、はせさん、角さんとも、本当に誠意をもって作品に接しておられたと思います。
お三方には全然及びませんが、その背中を見習ってわたしも明日明後日のお仕事がんばろうと思います。
中四国学生演劇祭なのに、広島の大学のエントリーがないのは寂しいです。
わたしは県境をまたいだ公演はできるだけ早く挑戦してほしいと思っています。
コストもかかりますし、リスクも伴いますが、若いうちの刺激やつながりは、その後の演劇活動のプラスになることの方がきっと多いです。


 

2025年9月12日金曜日

退院と、チェルノゼム大阪公演中止のお知らせ

 すでにSNS等でご存じの方もいらっしゃると思いますが、3都市ツアー中だったチェルノゼムの大阪公演中止が決まりました。

舞台『銀河鉄道の夜』再演三都市ツアー

大阪公演中止のお知らせ

アンサンブルを基調とした丁寧な創りで、稽古を積み重ねられてきたことがよくわかる舞台な分、悔しさは幾許かと思います。
ぜひ再び、大阪の地へ、そして広島へ来ていただけることを願ってやみません。

そして、わたくし無事チェルノゼムの公演期間に間に合い、出所いたしました。
当初の宣言通り、最速での退院を達成。もうここ1年でもう一生分入院したと思う。。。もういいわ、入院は・・・。
今後は殊更に、万病のもとである中性脂肪と酸化防止に留意して健やかに余生を過ごしたいと思います。

主治医さん及び看護師さんには大変お世話になりました。
改めて医療従事者の皆様に、敬意と感謝を感じる日々でした。
わたしには、彼らのように直接的に人を助ける仕事をすることはできないけど、施していただいた恩を社会に還元できるよう、自分のできることを頑張ろうと思います。

広島初の治療症例ということで「SNSに掲載してもいいでしょうか?」と問われましたので快くOKしました。
わたしの手術が、今後同じ病例の方の治療のきっかけになれたことを嬉しく思います。




2025年8月31日日曜日

時間がある、のです。

 ブログの更新が過去に遡っているのは、バグではありません。

書かねばとおもって下書きしていた記事をアップしているからです。

そしてどうしてこんなことになってるかというと、、


そうスケジュールしてしまったからです・・・。
28日からわけあってまたもや病院に収容されています。
ただの元気な人が、病室に待機しているという事態です(お気づきの通り隙あらば体力づくりしてる)
元気なのに入院なんて、昼寝し放題ね、って思われるかもしれませんが、
一睡もしてねえから。

むしろ座ってる時間さえ、なるべくつくらない努力。
いや、別にストイックなわけではないです。
おやすみの日、家でごろごろアマプラみながらうとうと微睡む、というのはわたしのご褒美休日です。しかし、そのご褒美休日の不可欠アイテムは「お酒」です。その相棒なくしてただ微睡むって、ただの昼寝・・・?などに意味などないのです。(当然ですがもちろん禁酒しています)

ただでさえ眠りが浅い&ショートスリーパー気味体質ななので、(なんならブログも書く時間半分以上スタンディング)午後9時消灯の生活で、昼寝なんかしたり、身体動かしたりしてなかったらまったく夜眠れないのです(恐怖)強迫観念に取り憑かれたように、無駄に病院内を歩き回り、階段を上がり下りし・・・それでも時間が使いきれない、ってあるか?これまでのわたしの人生に・・・
無尽蔵に文章書いていい時間設定できる、やばいすね・・・逆にスケジューリングしないと手がつけらない。
少しでも気分だそうと(型から入るタイプ)ネカフェぽい感じを演出するため、コーヒー淹れて、スタバのドリンク差し入れにいただいてみたり。
これが大失敗。ものすごくタバコが吸いたくなるこのシチュ。。。。(当然ですがもちろん禁煙しています)昭和の新聞記者的生態反射・・・すぐ外にみえるセブンイレブンに走りだしそうな衝動を必死に堪えております(涙)そしてストレスから書くのを諦めそうになっている今(あと1時間半もあるよう)
わたし改めて作家とかライターとかいうお仕事、絶対無理だと思います(尊敬)

できるだけ時系列に沿って、保存してたメモをアップしています。

そんな自由に過ごせるのも今日限り。
明日、手術を受けます。そして光の速さで回復し退院します。
は〜早く出所したい(涙)

院内某所に設置してあるベンチ
草刈機貸してくれたらわたし刈るんですけど

共用部分のトースター&電子レンジコーナー
・・・強者がおる




2025年8月23日土曜日

中国新聞「マイベストプロ」に掲載いただきました(お仕事絶賛募集してます‼️)

 HPに我が社の事業についてのお問い合わせをいただいたことがきっかけで、中国新聞のWEBサイト「マイベストプロ」に掲載いただきました。

ざっくり言うと

『くらしのお困りごとを解決!

広島の信頼できる専門家が集まる

地元の頼れるプロが集まるマイベストプロ広島は、大手メディアの審査基準をもって厳選した専門家のみを紹介。中国新聞社が運営』

というコンセプトで、「こういう専門家を探している」というひとがアクセスして、お問い合わせいただける窓口、みたいな感じです。

「マイベストプロ」自体は神戸発祥で全国にあり、特徴としては、各地の新聞社が運営に携わっているという部分です。つまり「情報として信頼のおけるものであること」であることが第一条件。ジャンルは様々で、わたしは「広島県の文化・教養・カルチャーの専門家・コンサルタント」で登録されています。

興味深かったのは、文面に関してわたしが主観で書くのではなく、プロのライターの方にインタビューしていただき、やっている事業の内容の記事を起こしてもらう、ということです。ライターさんがどの話のどういう部分に興味をもっていただけたのか、というのが客観的にわかって勉強になりました。

お仕事のご依頼につながるといいなあ‼️‼️‼️

ちなみに安芸高田市でお世話になっている明木さんも、掲載されていました

(今年も水路組合の草刈りのお手伝い、いってきました〜。朝4時半起きの朝活。地元のおねーさまに「草刈機の使い方がうまくなった」と褒められました)




2025年8月6日水曜日

【2025年の8月6日】

今年も快晴でした。
7:45ころ、平和祈念公園に。
なんというか、年々異様さを増している部分があります。
手荷物検査

装甲車のバリケード



ガザのことも、腰を入れて考えたい。


今年は供養塔で黙祷しました。

午後は大竹市へ。
広島市出身で、NYで活躍する2人の女優、
ご縁があってこのお二人と友人となり、
そして三宅さんが「ライフワーク」とされている
「父と暮らせば」
のリーディング公演を拝見してきました。
この「父と暮らせば」
三宅さんは、実のお父様と上演されています。
お父様はもちろん、俳優ではないのですが、
その変に演じようとしない、とつとつとした口調、
なおかつ「実の娘」との揺るぎない関係性は
この作品をとても力強くさせていると思います。
日本各地、世界各地で上演予定とのことですので、
機会があれば是非ご覧いただきたい作品です。









 

2025年7月28日月曜日

「せんだい短編戯曲賞」授賞式に行ってきました&チェルノゼム広島公演間近

 6月のことですが、再び、仙台に赴きました。

昨年末に選考させていただいた「せんだい短編戯曲賞」の授賞式にご招待いただきまして。

10-BOXさんにお伺いいたしました。


チケットはソールド。

仙台のみならず、東北の名だたる演劇陣による贅沢な時間でした。

個人的には、「桃を朝にガプリ」を演出されていた、岩手県在住の演出家村田青葉さんとの出会いが嬉しかったです。いえ、前情報は全く存じ上げなかったのですが、関係者から是非にとご紹介いただき、お話しができて嬉しかったです。なんだか新しい出会いの予感がしました。

そして、「第三者視点」に出演されていた、小濱さんとの久しぶりの再会。


小濱さんは9月、チェルノゼムで広島公演を行われます。


東北の劇団の広島公演は、本当に久しぶり(南区民文化センターセンターの「12人の怒れる日男」以来じゃないかな)

仙台公演は大変好評だった様子。

https://x.com/chernozem88/status/1957697213674471644?s=46&t=Uw5Y-vwKdfq8BRkI5JhJKA

チケット絶賛受付中です!(無料のワークショップもあります!)

チェルノゼム Schale.05

舞台『銀河鉄道の夜』再演三都市ツアー 広島公演

原作:宮沢賢治

演出:小濱昭博

出演:飯沼由和、大村もも香、志賀彩美、鈴木萌加、武長慧介、戸田悠景、中嶋みゆ、三橋健太郎

日程:

 2025年

  9月5日(金)18:30開演

  9月6日(土)13:00/16:30開演

  9月7日(日)11:00開演

 ※各回30分前開場・受付開始。上演時間約80分。

会場:JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島市中区)

チケット:

 一般前売3,000円/当日3,500円

 学生2,000円(前売・当日一律)

 親子割引3,500円(小学生以下とご家族2名様)

 苗券支援2,500円(学生対象・メッセージ付きギフトチケット/無料観劇可)

 障がい者手帳ご提示の方と同伴者1名は入場無料

ご予約:チェルノゼム公式HPチケットページより

https://chernozem88.jimdofree.com/%E3%83%81%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88/

【同時開催イベント】

<企画A> 宮沢賢治の詩や台詞を使った声と言葉のワークショップ(2,000円)

開催日時:9月4日(木)19:00~

<企画B> 三都市の若手・U-25がつながる交流企画(無料)

開催日時:9月6日(土)18:30~

<企画C> ツアー各地の演劇の魅力や課題を共有する地域交流イベント(無料)

開催日時:9月7日(日)14:00~

※イベント詳細や最新情報は、チェルノゼム公式HPおよびSNSにて随時発表いたします。

X▼

@chernozem88


牛たん炭焼 利久で、仙台の夜を堪能

くじらがめっちゃ美味しかった







2025年7月7日月曜日

【事業】人形劇、はじめました

 「冷やし中華、はじめました」的なタイトルですが、わたしたち人形劇をはじめました。

人形劇がやってみたい、とかいう動機ではなく、子育て支援事業引き継ぎの一環で「大人と未就学の子どもも、いっしょに楽しめる作品づくりを行ってみよう」というのがあり、腹を括ってチャレンジすると決め、昨年から長野の人形劇師くすのき燕さんに講座を通じてご指導いただき、その世界の門戸を叩いた次第です。

人形劇講座〜子どもと関わる大人のスキルアップ〜


人形劇の世界は世界で、本当に奥深くて、たくさん勉強になります。
子どもの想像力の段階というか、情操教育の展開とか、子どもと関わるためには、わたしたち自身が多くのことを一緒に学ぶ必要があるとつくづく感じます。子ども相手だから簡単にとか適当にとか、いわゆる「子ども騙し」のレベルであってはならないのです。

毎晩毎晩、ちくちくちくちく・・・座組総出で人形づくりやギミックを手掛けました。
いやもう・・・まじで大変でした・・・
でも、またできることが増えていく感覚。できないこともできるようになっていく、最後の世代の演劇人としては、ちょっとした達成感もありました。








人形劇団ぽんてっちによる 人形劇『さむらい・ぴーまん』

あきらくんはピーマンがだいきらい。
せっかくお庭に実ったピーマンを、ポイッと放ってしまいます。
ところがそのとき、ころんと転がったピーマンが、むくっと起き上がってこう言います。

「拙者、さむらい・ぴーまんと申す!」

自由になったぴーまんは、道中出会ったゆかいな仲間たちと歌いながら旅にでます。
食べてもらえなくてもだいじょうぶ。きっと他にも道はある!
はじまる、さむらい・ぴーまんのさすらう旅!

作:末田晴
​人形美術: 栗原梨乃
制作:舞台芸術制作室無色透明
出演:
井田真裕[お庭のなまたまご]
宮地綾 
山田健太 [INAGO-DX]
共催:一般社団法人舞台芸術制作室無色透明

料金
・こども(高校生まで) 500円
・おとな 1,000円
・おとな+こどもセット 1,200円

※子ども2人目からはおひとり200円で観劇いただけます
※3歳未満は無料
2日間で100名弱の親子の方々にご来場いただけました。
本番を行ったことで、課題もいっぱい出てきました。








人形劇団「ぽんてっち」
来年夏には新作を上演します。
ツアー行けるようにがんばりますよ〜!

2025年6月11日水曜日

【公演を配信でご覧いただけます】「そして羽音、ひとつ」ツアー終了しました。



色々後が大変ではありますが、三重県・愛媛県ツアー無事終了しました。

たくさんの方のご理解、ご協力、そしてお客様のおかげて走り切ることが出来ました。本当にありがとうございました。 

電子チケット販売プラットフォーム「ZAIKO」にて6月22日まで、配信チケットを販売しております。

https://engeki-hiroshima.zaiko.io/e/artincubation

(チケット料:1,000円 配信手数料:135円)

※クレジットカードでお支払い頂く場合、カード会社によっては、セキュリティに引っかかり決済不可ものが一部あります(テスト済)申し訳ありませんがその場合別のカードをご使用ください(>人<)

どうぞ、よろしくお願いいたします。










2025年5月17日土曜日

【令和7年度芸術文化振興基金内定取下げからの手打ちツアー、来週末開演します】

 



わたしの病気の最中の申請時期だったこともあって、蓋を開けてみると手配が間に合わない事が多く変更せざるを得ない文言が発生し、わたしの力の至らなさなど事情は色々ありますが、最終的に「地域文化交流の振興と若手育成に関わる骨子にはなんら影響しない」というこの事業で最も重要な事をプログラムオフィサーとちゃんと話をさせて頂けず、取下げの指令に至った事は遺憾です。
とはいえ、「助成金がおりなかったので企画は無かった事に」という事は後にも先にもやらない事を課しているので、もちろん企画は続行です。
そうまでしても、今回は絶対に遂行したいという想いがあります。わたしの演劇人生に大きく関わるエッセンスがいっぱい詰まっているからかもしれません。
今回作品を提供くださった山岡徳貴子さんとの出会いは2004年。わたしが26歳の時です。山岡さんの劇団「魚灯」による「のちの白鬼」という1人芝居山口公演の受入制作を担当させて頂きました。


すっかり魚灯ファンになったわたしは、そこから魚灯の公演を観るためにせっせと京都・大阪に通う日々でした。
劇団を退団した翌年、その「魚灯」の東京芸術劇場リージョナルシアターシリーズリーディング公演部門参画作品「静物たちの遊泳」の劇団制作担当に声をかけて頂きました。


どうしても参加したくって、生まれて初めて就職した正社員の会社を1年で辞めて東京に行きました。

同年、2007年わたしは岡山の真庭市で、第七劇場の「班女/葵上」を観劇した事をきっかけに鳴海さんと出会いました。29歳の時ですね。

さらに翌年、リージョナルシアターシリーズリーディング部門で最優秀を獲得した魚灯の東京での本公演製作「着座するコブ」に演出助手として加わらせて頂きました。

怒涛。
怒涛の20代後半でした…。
この年、青年団プロジェクトの「隣にいても一人〜広島編〜」のオーディション合格、出演を境に役者をやめ、「C.T.T.広島」の発足を機に本格的に制作の活動を始めました。

2010年に「舞台芸術制作室無色透明」を立ち上げ、同年、第七劇場の広島初公演「雨月物語」を実現させました。


東区民文化センターでのゲネプロが小雨で、反野外の環境最悪だったんですけど、その悪環境さえも「雨月物語」という作品名に集約していく、役者たちの姿が美し過ぎて…後に藤井さんが「髪の毛の先まで演劇美にコントロールしている」と称賛した木母さんのお芝居を、わたしは今でも鮮明覚えています。


ここから約7年間、第七劇場の広島公演は続きます。

2016年、「無色透明赤字補填公演」の名目で山岡さんの「のちの白鬼」の公演を上演させて頂く事となりました。
山小屋シアターでの10日間公演。
どうせやるなら自分が役者時代、1番やりたかった作品をやろうと思ったことがきっかけです。
翌年、この作品を宮崎県三股町で再演させてもらうというミラクルが起きます。
ことの顛末については、取材してくださったkitaya505の情報サイト「mola!」に網羅されていますわ(笑)

2017年の第七劇場の広島公演「人形の家」の幕間で鳴海さんとふと話した「地域の新進アーティストの国内留学事業」が今回の企画に繋がるスタートでした。
歴史はこちらに全て記載しています

昨年度山岡さんの「そして羽音、ひとつ」がOMS戯曲賞を受賞した事は自分の事より嬉しかった。そして「この作品を上演したい」という気持ちが沸々と湧きました。
ちょうど(わたしの病気療養で中断していた)来年度のイノベーティブ公演の企画の仕切り直しをどうするかという話の最中に、鳴海さんにこのご相談をしたところ速攻で戯曲を読んでくださって、良いですね!と言っていただき、実現に至りました。(この「仕切り直し」の変更内容が、芸術文化振興基金に認可されませんでした)
各地の出演者に関しても、数年前、偶然広島公演の受け入れが決まった四国の若手劇団「片隅企画」との繋がりが続き出演者が決まり、「劇王中国」への参加がきっかけで無色透明の山田や藤井と交流が続いていた藤井君の参加など、たくさんの一期一会が繋がっています。
チラシのイラストは、前述した「隣にいても一人」の広島編出演がきっかけで出会った、当時上演劇場の山小屋シアターの管理団体にいた盟友、末田晴が描いてくれました。(めちゃくちゃ厳しい納期にも関わらず、快諾してくれて、時間を削って描いてくれた(涙))
こんな変遷を経て、20代の頃に出会ったお2人との繋がりが結実した今回の公演、正直運営はめちゃくちゃ苦しいです。
でもどうしてもやりたい、と思ったんです。その時昔、鈴木忠志さんに言われた「自分のやりたい事ができないのはプロじゃない」っていう言葉を思い出しました。
ご興味がある方はこちら

そして、先日「侍タイムスリッパー」の監督安田淳一さんのドキュメントインタビューを観ていて「やっぱりやるって決めて良かった」改めて思いました。
ちょっと話がそれますがこの映画の主演の山口馬木也さんは、全然違う時代劇のバイプレイヤーで観ていて(ここ数年、日曜日の朝に小鳥とマイナーな時代劇を観るのが習慣(笑))良いなあ、と思っていた俳優さんでした。
山口さんがインタビューで侍タイムスリッパーの撮影が押してしまい、決まっていた舞台やテレビの仕事を断らないといけなくなって、「もう二度とNHKからの仕事はもらえないかもしれない」と覚悟したとお話しされていました。「今考えても恐ろしい、どうしてあんな事ができたんだろう」とおっしゃっていたのが印象的でした。
「一生懸命やっていけば絶対誰かが見てくれている」
わたしもこの精神を失わずに、邁進していこうと思います。

きっと良い舞台になります。
少し遠いですがぜひ観に来てください!
(配信もする予定です)

~Innovative Incubation of Regional Arts~地域間新進芸術交流普及促進事業2025

「そして羽音、ひとつ」
作:山岡徳貴子(魚灯)
演出:鳴海康平(第七劇場)
出演:木母千尋(第七劇場)、宮地綾  椙田航平、藤井タツキ(カクウノ劇団)、福島優菜(片隅企画)
照明:佐々木正和(舞台芸術制作室無色透明)
音響:高橋克司(東温音響)
制作:溝部めい
舞台スタッフ:坂田光平
宣伝美術:橋本デザイン室
イラスト:末田晴
協力:片隅企画
共催:東温アートヴィレッジセンター(愛媛公演)
後援:東温市(愛媛公演)
プロデューサー:岩﨑きえ

【三重公演】
Théâtre de Belleville
三重県津市美里町三郷2104
2025年5月24日(土)14時、18時30分、25日(日)14時
チケット料金
一般 - 2,500円(当日3,000円)
25歳以下 - 1,000円(当日1,500円)
60歳以上 - 2,000円(当日同額)
高校生以下 - 500円(当日同額)

【愛媛公演】
東温アートヴィレッジセンター シアターNEST
愛媛県東温市見奈良1125 レスパスシティ/クールスモール2F
2025年5月31日(土)14時、18時30分 6月1日(日)14時
上演時間 約2時間

一般 - 3,000円(当日3,500円)
25歳以下 - 1,500円(当日2,000円)
60歳以上 - 2,000円(当日同額)
高校生以下 - 500円(当日同額)

配信チケット料金※詳細は後日HPでご案内いたします
1,000円
配信予定
6月10日〜6月20


2025年4月19日土曜日

今年度もスタートしました

 昨日は2025年度の社員総会。



「コレホントに全部やったの?」という2024年度の事業報告と「もはや事業カレンダー炎上してない?」という今年度のスケジュール。2025年度の無色透明はすでに飽和してます。

しかし、「仕事があるだけありがたい」と思います。

「演劇やってます」「制作やってます」という事は簡単だけど実際やってることがない、というのは精神的にかなり辛い。事実、2007年に広島に戻ってすぐのわたしはそんなもんでした。何も演劇に関わることがなくただバイトをする日々に虚しさを感じる。それを埋めるためにわたしがした事は「テアトロを読みまくる」「演劇を観まくる」という自主活動でした。仕事も無ければお金もない。今思えば、孤独で苦しい日々だったと思います。

そんなわたしに転機を与えてくれたのは京都のアトリエ劇研(当時)のプロデューサーの杉山さんと、魚灯の山岡さん、そして山小屋シアターでした。

わたしの宝は、未だにその全てとの関わりが生きているという事だと思います。本当にわたしは運が良い。

時を経て、自身の団体を主催し、6名のメンバーが苦楽を共にしてくれています。総会では改めてその事を実感し感謝しました。

わたしだけがどうにかなることに今や微塵も興味がありません。わたしより若い彼らが、「必死に演劇をやって来た」ということに誇りが持てる未来をわたしは創りたい。

障がいのある子どもと大人たちと共に歩む事業「おきらく劇場ピロシマ」メンバーの山田めいがヤマト助成金の採択に尽力してくれたおかげで今年も継続できます。



来年度は楽したい。マジで本音ですが、10年前にはできなかった事が次の年では実現し、一昨年度できなかった事が昨年度できたりと、ゴリゴリの草の根活動自転車操業でも、前進が続く限り、わたしは仲間たちと演劇を続けていくのだと思います。