昨日は2025年度の社員総会。
「コレホントに全部やったの?」という2024年度の事業報告と「もはや事業カレンダー炎上してない?」という今年度のスケジュール。2025年度の無色透明はすでに飽和してます。
しかし、「仕事があるだけありがたい」と思います。
「演劇やってます」「制作やってます」という事は簡単だけど実際やってることがない、というのは精神的にかなり辛い。事実、2007年に広島に戻ってすぐのわたしはそんなもんでした。何も演劇に関わることがなくただバイトをする日々に虚しさを感じる。それを埋めるためにわたしがした事は「テアトロを読みまくる」「演劇を観まくる」という自主活動でした。仕事も無ければお金もない。今思えば、孤独で苦しい日々だったと思います。
そんなわたしに転機を与えてくれたのは京都のアトリエ劇研(当時)のプロデューサーの杉山さんと、魚灯の山岡さん、そして山小屋シアターでした。
わたしの宝は、未だにその全てとの関わりが生きているという事だと思います。本当にわたしは運が良い。
時を経て、自身の団体を主催し、6名のメンバーが苦楽を共にしてくれています。総会では改めてその事を実感し感謝しました。
わたしだけがどうにかなることに今や微塵も興味がありません。わたしより若い彼らが、「必死に演劇をやって来た」ということに誇りが持てる未来をわたしは創りたい。
障がいのある子どもと大人たちと共に歩む事業「おきらく劇場ピロシマ」メンバーの山田めいがヤマト助成金の採択に尽力してくれたおかげで今年も継続できます。
来年度は楽したい。マジで本音ですが、10年前にはできなかった事が次の年では実現し、一昨年度できなかった事が昨年度できたりと、ゴリゴリの草の根活動自転車操業でも、前進が続く限り、わたしは仲間たちと演劇を続けていくのだと思います。